本日はかつらおの胡蝶蘭ホープホワイトのサイトにお越しのお客様だけに胡蝶蘭の生産風景をお知らせします。
えー!とか、なるほど。とかほんとに?という声を期待してご紹介させていただきます。
苗は台湾で育てられます。
しかも2年間もです。はじめはフラスコで育てられるんですね。
昔は日本でも苗から育てる生産農家さんもいらっしゃいましたが、歩留まりの問題で今では安定した生産供給が確立されている台湾から、ある程度育成された苗の状態で仕入れてるケースがほとんどです。
しかも信じがたいことに、段ボールで届きます(笑)
段ボールから出された苗は、ベンチトレーと呼ばれる台に乗せられ綺麗に並べ替えられますが、並べる前にベンチトレーに殺菌剤の散布をしておく必要があります。病気があるとハウス全体に広まってしまい取り返しのつかない事態になってしまいます。そうならないように消毒し品種ごとに並べ、一つ一つに肥料を入れ並べられます。
そして最後に水分調整のため、上からミズゴケを入れていきます。
トレーいっぱいに並べたら、管理札に入荷日、品種などを記載して見えやすいところに掲示します。
ここから苗の状態を日々確認しながら、水と肥料を散布していきます。
水、肥料はとても大切ですが、日照の調整が実は難しいです。
温度調整は自動で行っていますが、日照の調整は自動化できず大変苦労する作業の一つです。
季節によっても違い、内張りや遮光カーテンを使って昼夜の微妙な温度調整を行っていきます。
苗の入荷から1カ月ほどで花芽が出てきます。更に1カ月ほどで複数の花芽が出てきますので1本だけ残しカットし、次は伸びてくる花芽を留めるために支柱を立てていきます。当然すべての鉢に立てます。
伸びてきたら、花卉用のクリップで花芽を留めていきます。成長に合わせてクリップの位置を調整していきます。ぶつからないように同じ方向に芽が伸びるようにあっちに向けたりこっちに向けたりと結構忙しくしています。
この作業は入荷から5カ月程度続きます。入荷から5カ月経ってやっと蕾がみられるようになります。そろそろ形を整える作業に入ります。
ようやく鉢上げまで来ました。別々に鉢で育てられた1本の胡蝶蘭は、大きな鉢に移し替えられます。
3本立ての場合は3つの鉢から、5本立ての場合は5つの鉢を集め整えていきます。
いよいよ出荷です。
花が擦れて傷がつかないように、1本毎にビニールシートがかぶせられます。ラベルを付けて専用の梱包箱に入れて出荷です。
入荷から6カ月経ってお別れです。(今までありがとう。元気に咲くんだよ)
ご購入いただけますが、全国の卸市場に花屋さんが直接買い付けに来ています。
私たちは全国の花卉卸市場に出荷をしていますので、胡蝶蘭を取り扱っている花屋さんであれば葛尾村の胡蝶蘭ホープホワイトを取り扱っている可能性は高いです。
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皆様のご注文を心よりお待ち申し上げております。
かつらお胡蝶蘭ホープホワイト生産者より